今回は、アメリカ・アンダーセン社製のボウウィンドウで発生したガラス割れに対応し、本国からガラス障子(ガラス+フレーム一体)を取り寄せて交換を行った工事事例をご紹介します。
輸入窓は国内製品と違い、部品の手配や施工方法に特徴があり、トラブル発生時の対応にお困りの方も多いのではないでしょうか。
ご相談内容
「窓ガラスに突然ひびが入った」とご相談をいただき、早速現地を確認。
写真のように、内側から見てもガラス下部にひび割れがはっきり確認できました。
実はこのお宅には、もう1ヶ所同じ窓があり4年前にも同じ症状でガラス割れが発生し、交換をさせて頂いています。
当時のデータから該当する部品の手配を進めていきます。

部材を発注:国内在庫なし → 本国手配へ
該当の製品は、日本国内に在庫がなく、アメリカ本国からの取り寄せが必要でした。
弊社では正規ルートでアンダーセン社の部材手配が可能なため、正式にご発注をいただいた後、すぐに発注手続きを開始。
仮養生はせず、現状維持で対応
今回のケースでは割れがひどくなく、ガラスが脱落したり破片が飛び散る恐れがない状態だったため、仮養生は行いませんでした。
※ガラスの状況や設置環境によっては、仮養生が必要なケースもございます。
障子交換工事の流れ
部材到着後、交換工事を実施
・既存障子を丁寧に取り外し
・新しい障子(本国から到着した純正品)を現場で微調整しながら取り付け
・建付け・開閉・気密性の確認・仕上げ

再発防止のためにできること
ガラス割れはよくご相談いただきますが
今回のガラス割れも外的衝撃など無く、原因は熱割れと思われます。
ガラス自体も経年劣化しますので、内外の温度差や気が付かない程度の少しのキズから自然と割れが発生します。
再発防止と言っても、自然現象的に起こる割れのため確実に防ぐ方法は無いように思います。
強いてあげるなら
カーテンなどで急激な温度変化を避ける、または遮熱・断熱フィルムを貼る
などでしょうか。

アンダーセンの他各メーカーの木製サッシ、樹脂サッシに対応しております。
輸入サッシのトラブルでお困りの方、お気軽にご相談ください。
