【Marvin】スライディングパティオドア|FIX側の木部腐食とガラス交換を同時修理

今回は、Marvin(マーヴィン)製のスライディングパティオドア(片引きタイプ)において、FIX側の下枠木部が腐食したため補修を行い、あわせてガラスの交換も実施した施工事例をご紹介します。

目次

ご相談内容

お客様からのご相談は、
「スライディングドアのFIX側の下の木部が黒ずんできていて、触ると柔らかくなっている」というものでした。

現地調査の結果、FIX側下枠の木部に雨水の侵入による腐食が見られ、またガラス周囲のシール劣化とユニットの歪みも確認できたため、腐食した木部の継足しガラス交換をご提案しました。

劣化の状態

・FIX側下枠木部に雨水が染み込み、腐食・変色
・木材が柔らかくなり、一部にはカビも発生
・ガラス周囲のシール材も劣化し、防水機能が低下
・ガラスユニットにも浮きや歪みの兆候

修理内容①|木部の交換修理(成形材使用)

腐食した木部はガラスを支える場所でもあり、成形した木材を用いた本格的な差し替え修理を実施しました。

作業工程


1.腐食部分の切除
 ノコ・ノミを用い、劣化部分のみを丁寧に撤去
2.新しい木材の成形・加工
 元の枠と同じ断面に合わせて木材をカット・成形
3.接着と固定
 防水性の高い接着剤+ビス留めで確実に接合
4.塗装仕上げ
 既存色に合わせて塗装

修理内容②|ガラスの交換

FIX側の木枠修理と同時に、ガラスも新しい複層ガラスに交換しました。

作業工程

1.押縁を外して既存ガラスを取り出し
2.木枠側のガラス受け部を清掃・整形
3.新規ガラスユニットを取り付け、防水性の高いシーリング材で密閉

最後にひとこと|FIX側も定期点検がおすすめです

マーヴィン製の窓はデザイン性も良く高品質ですが、経年劣化や気候の影響によって下枠やガラス周りに痛みが出るケースがあります。
特にアルミクラッドの木製サッシは、シーリングの劣化や排水不良により腐食しやすいため、以下のような症状があればお早めにご相談ください。
✔ 木部の黒ずみや変色
✔ 塗装の剥がれ、カビの発生
✔ ガラス周囲の結露やシールの浮き

不具合を感じた場合は、先ずはお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次